ハイローオーストラリアでRSIを使う際の設定方法や使い方を解説

ハイローオーストラリアで取引している人の中には、『RSI』という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

おそらく多くのトレーダーが一度は使ったことがあると思います!

たしかに、ネット上でもRSIを一押しする記事を多く見かけますね!
この記事では、「RSIがどんなインジケーターなのか?」「どんな使い方をするのか?」など、RSIのすべてを解説していきます。
目次
RSIとは

RSIとは、一定期間中の値動きを上昇と下降に分けて、上昇分が全体の何%になるかというのを示すインジケーターです。

簡単に言えば、相場の買われすぎor売られすぎを数値化したものです!
RSIの値は0%~100%の間で動き、値が小さいほど売られ過ぎを示し、値が大きいほど買われすぎの状態を示します。

ちなみに、RSIは「Relative Strength Index(相対力指数)」の略です!
RSIの算出式
RSIについて理解を深めるために、RSIの値を出す計算式も見ておきましょう。
今回の例では、計算期間を14としています。(14本分のローソク足から計算します。)

期間を14と設定すると、計算には最低でも15本分のデータが必要です!
【RSIの計算式】
⇨RSI=A÷(A+B)×100

計算式のAやBは何を表すんですか?

Aは14本の値上がり幅(※1)の平均を表し、Bは14本の値下がり幅(※2)の平均を表します!
(※1)値上がり幅:前足の終値に対して価格がいくら上がったか(次足-前足)
(※2)値下がり幅:前足の終値に対して価格がいくら下がったか(次足-前足)
RSIの使い方
繰り返しますが、RSIは買われすぎ・売られすぎを表すオシレーター系のインジケーターです。
そのため、使い方としては、買われすぎ・売られすぎの状態になった時にそれを解消する方向、つまり、価格の反発を狙うのが一般的な使い方です。

要は逆張りの時に使うということですね!

そういうことです!

ちなみに、売買のサインは次の通りです!
- RSIが70%以上のときが買われすぎ水準
- RSIが30%以上のときが売られすぎ水準
この水準に達したときに価格が反発すると予測できます。
実際のチャートで見てみよう
下の図はチャート上にRSIを表示しています。


RSIが70%に達した部分で反発して下落し、RSIが30%に達した部分で反発して価格が上昇しているのが分かりますね!

反発している矢印のポイントで反対方向へエントリーしましょう!
RSIの弱点

RSIはとても分かりやすく、ハイローオーストラリア初心者でもすぐに使うことができると思います。
しかし、RSIだけでは勝率をそこまで高く持っていくことはできません。

どうしてですか?

RSIにも得意な相場と不得意な相場があり、その見極めが重要だからです!
RSIは基本的にレンジ相場で有効なインジケーターです。
そのため、RSIは『急激な出来高の変化に弱い』という弱点があります。
なお、RSIはローソク足の値上がり値下がり幅をベースに計算されます。
つまり、「どれだけ価格が動いたか?」によって値が決まります。

例えば、今現在のローソク足間の価格の変動幅が10pips程度のレンジ相場だったとします!

そこに上昇トレンドが発生して値動きが急に活発になり変動幅が40~50pipsとなった場合、RSIの値はどうなると思いますか?

それはもちろん、RSIの数値は急激に上がって「買われすぎ水準」の70%に達する可能性がありますよね!

この際に、「買われすぎ水準に達したからそろそろ反発するだろう」と考えてはだめです!

どうしてですか?RSIの使い方としては合っていると思うのですが…

RSIはあくまでレンジ相場で効果を発揮するもので、急変動があった場合は、たとえ数値上は水準に達していても実際に買われすぎているわけではないからです!
RSIはレンジ相場で有効なインジケーター
ということをしっかり頭に入れておきましょう。
RSIの弱点を克服する方法

RSIの弱点について説明しましたが、RSIの弱点にはきちんと対策法があるので安心してください。

RSIの弱点克服方法は次の3つです!
他のインジケーターと併用する
1番目は「他のインジケーターと組み合わせて使う」という方法です。
使う相場さえ間違えなければ、RSI単体でも50%以上の勝率は出せると思います。
しかし、さらにエントリーの根拠を増やして勝率を上げたいなら、他の逆張り手法に用いられる他のインジケーターも併用すると良いでしょう。

RSIと併用するのにおすすめのインジケーターは👉後ほど解説します!
マーケットオープン後の出来高の変化に注意する
RSIは出来高が少ない相場→出来高の多い相場への変化にはほとんど役立たないインジケーターです。
その点を考えると、マーケットオープンに伴う出来高の変化には注意が必要になってきます。

例えば、出来高の少ない日本時間→ロンドン時間の切り替えタイミングでは出来高が急激に増える傾向があるので、RSIが大きく変動することが多いです!
その日の相場を分析する
取引する当日の相場分析をすることも大切です。
RSIを使用するのではあれば、その日の相場を見返して「RSIが有効に働いているのか?」を確認しましょう。
相場を振り返ってRSIが、買われすぎ・売られすぎ水準に達しているにも関わらず、価格が反発していないような場合、RSIが有効に働かない相場の可能性が高いです。

仮に、RSIが有効に働いていないことが分かった場合どうすればよいでしょうか?

その場合は以下の3つの対策を試してみてください!
- 基準をさらに厳しくする
- 他に有効な根拠を探す
- 取引をあきらめる
なお、相場の分析については以下の記事が参考になると思います。
RSIと相性が良いインジケーター3選

ここでは、先ほどお話しした他のインジケーターと併用するという話の続きで、実際にどういう組み合わせがいいのかをご紹介します。

RSIと相性が良いインジケーターは次の3つです!
RSI+移動平均線
移動平均線は「MA」とも呼ばれ、トレンドの転換点や、発生点などを見るときに利用されることが多い指標です。
移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスは反応が出るのが遅いので、それをRSIでカバーする形になります。

エントリータイミングとしては次の通りです!
- ゴールデンクロス発生時:RSIが50%以上なら上昇の力が強い
- デッドクロス発生時:RSIが50%以下なら下落の力が強い
先ほど、RSIは逆張りに使うことが多いと書きましたが、移動平均線と組み合わせることで、トレンドに沿った取引である順張りにも使えるようになります。

この方法は、あくまでも移動平均線のデッドクロスまたはゴールデンクロスの発生が取引の目安となっているので、パターンが出るまでは待機することが重要です!
RSI+ボリンジャーバンド
RSIとボリンジャーバンドを併用することで、相場の転換点がより分かりやすくなります。

この2つを併用してトレンドの転換点が予想される場合は、逆張りでエントリーするか、不安な場合は様子を見るようにしましょう!

トレンドの転換点が考えられる動きとは具体的にどのような場合ですか?

為替レートがボリンジャーバンドの-3σか-2σに触れている(突き抜けている)時にRSIの角度が鋭い場合などです!
RSI+MACD
RSIとMACDを組み合わせた場合も、トレンドの転換点を見ていきます。
この場合のポイントは次の通りです。
⇨シグナルラインが0ラインを突き抜け、RSIが30%以下もしくは70%以上

トレンドの転換が予測される場合は逆張りするという方法もありますが、自信がないうちは一度様子を見てみるのもアリです!
なお、MACDについては以下の記事でより詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
MT4でRSIを設定する方法
最後に、MT4にRSIを挿入する方法を見ていきましょう。

設定と言っても面倒な作業は全くありませんのでご安心を!
MT4画面上部のメニューバーから、「挿入」→「インディケータ」→「オシレーター」→「Relative Strength Index」の順でクリックします。

基準となる水平線を引きたいのであれば、「レベル表示」タブで「追加」をクリックし、「レベル設定」の項目に表示させたいラインの値を入力します。

なお、MT4の導入方法や詳しい設定手順については、以下の記事を参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?RSIについてご理解いただけたでしょうか?
RSIは基本的に逆張りに使うインジケーターですが、苦手な局面というのもあるので、RSI単体だとちょっと心配だと思います。
その際は、他のインジケーターを併用してエントリーの根拠を増やすか、逆張りは狙わずあえて順張りのタイミングを計る指標として使ってみるのもいいかもしれません。
RSIの特性をしっかりと捉えて上手に活用してみてくださいね。

それでは早速、RSIを活用してハイローオーストラリアで取引してみましょう!

使い方は分かりましたけど、いきなり取引するのはやはり不安です…

それなら👉ハイローオーストラリアのデモ取引を活用して練習から始めてみましょう!
タグ:RSI, ハイローオーストラリア