MACDを使ったバイナリーオプションの勝ち方を教えます!

バイナリーオプションの手法でたびたび登場する『MACD』。
MACDを利用することで、今の相場の強さ(勢い)を把握することができ、トレンドの継続を見分けることが可能になります。
この記事では、バイナリーオプションにおけるMACDを使った攻略法について徹底解説します。

MACDについて理解するだけでも不要な負けを随分と防ぐことができるので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
MACDって何?
MACDとは、トレンド系とオシレーター系の両方の特性を持つ移動平均線を改良して考案されたテクニカル指標です。
MACDはトレンド発生時に効果的なインジケーターの一つです。

バイオプのトレーダーの間では馴染みの深いインジケーターです!
MACDの構成と計算式

MACDは「MACD線」と言われる棒グラフと「シグナル」と言われる線で構成されています!

MACDの計算式は、以下の通りです。
【MACD計算式】
- MACD(マックディ線)=12日EMA(※)-26日EMA
- シグナル=MACDの9日EMA
※EMA=指数平滑移動平均線。
※通常の移動平均線(SMA)を改良し、直近のデータにより比重をおいて平均したもので、過去のデータの比重を少しずつ減らして算出されたものです。
MACDの使い方

バイナリーオプションやFXでのMACDの使い方には、主に次の2つがあります。

それぞれ詳しく解説していきます!
トレンドの強さの見極め
MACDを『トレンドの強さを見極める』ために使用します。
着目ポイントは、「MACDラインが真ん中の0点より上にあるか?下にあるか?」です。
それぞれの場合で、次のようなことが言えます。
- 0点より上にある場合:上昇方向の流れ
- 0点より下にある場合:下降方向の流れ

どうして上のように判断できるんですか?

判断材料はMACDの計算式に隠されています!
▶MACD(マックディ線)=12日EMA-26日EMA
この計算式からも分かるように、2つの異なる期間のEMA(移動平均線)の差を表したのがMACDです。

つまり、次のようなことが言えます!
相場が上昇方向に進みだすと、まず期間の短い12日EMAの数値が大きくなります。
(より短い期間のEMAのほうがローソク足に引っ張られて動く)
↓
次に、26日EMAが少し遅れて反応して上向きに進みます。
こうなると、12EMAとの差は開き、MACDの値が大きくなります。
↓
価格の上昇が急であればあるほどこの2本のEMAの差は大きくなり、MACDの値も大きくなるので、MACD線の角度が急であるほど価格の上昇の力が強い(上昇の勢いが強い)と判断できます。

逆に、価格の下落の力が強い場合はMACD線が急な角度で下方向に進みます。
売買のポイントの見極め(こちらはどちらかというとFX向け)
FXよりの手法になりますが、MACDを『エントリーポイント』として活用する方法もご紹介します。
MACDを使った場合、売買のサインは以下の通りになります。
【MACDを使う際の売買サイン】
- 買いサイン:MACD線がシグナル線を下から上へクロス(ゴールデンクロス)
- 売りサイン:MACD線がシグナル線を上から下へクロス(デッドクロス)

特に、次のような条件が揃うと根拠はより強くなります!
- 買いサイン:0点のラインより上で発生
- 売りサイン:0点のラインより下で発生
もう一つ、売買サインとしてよく活用されるのが「MACD線と0点のラインとのクロス」で、サインとしては次の通りです。
【MACD線と0点のラインクロスの売買サイン】
- 買いサイン:MACD線が0点のラインを下から上へクロス(ゴールデンクロス)
- 売りサイン:MACD線が0点のラインを上から下へクロス(デッドクラス)
ここまでの話で、MACD線と0点のラインクロスがトレンドの継続を表す理由を知りたいと思った人もいるかもしれませんので説明しておきます。

もう一度MACDの計算式を思い出してみましょう!
【MACD計算式】
MACD(マックディ線)=12日EMA-26日EMA
この式が何を意味するのかと言うと…
MACD線と0点がクロス=12日EMAと26日EMAの差がゼロ=12日EMAと26日EMAがクロス
そして、期間の違う移動平均線がクロスするポイントは「強いトレンドの発生」を示します。

つまり、MACD線と0点のクロスはトレンドの継続を示しており、売買のポイントとして活用できるというわけです!
MACDのダイバージェンス
MACDの活用応用編として、ダイバージェンスがありますので解説します。
通常、価格とMACDの動きは連動しています。
つまり、価格が上がればMACDの値も上がり、価格が下がればMACDの値も下がるというわけです。
しかし、例外的に価格が上昇しているにも関わらずMACDの値が下がっている or 価格が下落しているにもかかわらずMACDの値が上がっているという状況が起きることがあります。
これを、『ダイバージェンス』と言います。

ダイバージェンスは「逆行現象」とも呼ばれます!
下のチャートをご覧ください。


ダイバージェンスが発生しているチャートですが、次のように価格が動いていますね!
価格は上昇▶MACDは下落▶その後価格も下落
このように、MACDのダイバージェンスを価格が反発するポイントとし、逆張りをするタイミングに使うことができます。
もちろん、ダイバージェンスは価格が上昇する場合にも使えます。
下のチャートをご覧ください。

価格は下落▶MACDは上昇▶その後価格も上昇
MACDの弱点
MACDはトレンド発生時に有効なインジケーターです。
これは同時に、「レンジ相場には弱い」ことを意味します。
相場に勢いがないレンジ相場で、ゴールデンクロスやデッドクロスのサインが出ても、先ほど説明したような動きを見せないことはよくあります。

MACDを利用する場合はq、他のインジケーターや普段使っているローソク足よりも上位のローソク足でトレンドの強弱をを把握するようにしましょう!
MT4にMACDを導入する方法
最後にMT4にMACDを導入する方法をご紹介します。
まずはじめに、MT4の画面上部にある「挿入」ボタンをクリックしましょう。

挿入ボタンをクリックしたら、「インディケーター」→「オシレーター」→「MACD」の順にクリックします。

すると、MACDの設定画面が表示されるので、短期EMA・長期EMAにローソク足何本分を計算に用いるかを設定します。

最後に「OK」をクリックすれば完了です。

MT4の導入方法や詳しい設定方法などは以下の記事でまとめています!
まとめ
MACDはトレンドの強弱の把握やゴールデンクロス・デッドクロスを用いてのエントリーポイントの見極めに使えます。
他のインジケーターと併用することで、ご自分の手法が今の相場にあっているかも確認できるので、ぜひ活用してみてください!
タグ:macd, バイナリーオプション