バイナリーオプションの仕組みとは?国内と海外の違いやFXとの違い

バイナリーオプションに関して、次のような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
- バイナリーオプションで儲かる仕組みが知りたい
- バイナリーオプションとFXの違いが知りたい
- 国内業者と海外業者の違いが知りたい
この記事では、バイナリーオプションの仕組みについて分かりやすく解説します。

バイナリーオプションの仕組みを知ることは稼げるトレーダーになる第一歩です!
目次
バイナリーオプションとは
「そもそもバイナリーオプションってどんな投資方法なの?」という疑問に最初にお答えします。
ざっくり言うと、バイナリーオプションとは『二者択一の投資』です。
「バイナリー」には「二進法」という意味があります。
【二進法とは】
ある条件を満たすか・満たさないかで物事を識別する考え方のことです。
この二進法の考え方を投資に応用したのがバイナリーオプションです。
バイナリーオプションの最もオーソドックスな取引方法であるハイロー取引では、判定時刻時点で為替レートが「上がっているか」or「下がっているか」を予想します。

どちらかを予想し、その予想通りになれば利益になります!

二者択一の投資と呼ばれる理由が分かりました!
ルールが非常にシンプルなことから、簡単に利益も出せると思っている人も多いようですが、簡単なのはあくまでルールだけですので、そこは間違えないようにしましょう。
バイナリーオプションの利益の仕組み

続いては、誰もが気になるであろう『バイナリーオプションで儲かる仕組み』について解説します。
バイナリーオプションでは、予想が当たると投資金額にペイアウト率を掛けた金額が手元に入り、予想が外れると投資金額が0円になります。

勘違いされる方が多いですが、予想が当たったら手元にある金額まるっと利益になるわけではありません!

え、違うんですか?

実際の利益は「投資額×ペイアウト率-投資額」で算出される金額です!
“ペイアウト率2.0倍”なんて目にすると、ついつい利益が2倍になると思ってしまいますが、違いますので注意しましょう。
ただし、利益も損失も一定ですので資金管理はしやすいです。
資金管理がしやすいということは、損失を出すリスクを減らせるということなので、初心者が始めるにはうってつけの投資なのです。
なお、バイナリーオプションのおける資金管理法については、以下の記事で詳しく解説しているのでご参照ください。
バイナリーオプションの利益はペイアウト率で異なる
先程の解説でも分かる通り、バイナリーオプションの利益はペイアウト率によって大きく異なります。
例えば、購入金額1,000円でペイアウト率2.0倍で取引を行った場合と、ペイアウト率1.70倍で取引を行った場合では、勝った時の利益は300円も違います。

たった300円ですか…

購入金額が10倍・100倍になれば、その分利益も10倍・100倍と変わってくるので侮れませんよ!
また、取引回数が多くなればなるほど、利益の差も大きくなります。
その一方で、どんなにペイアウト率が高くても損失は限定されるので、ペイアウト率が高ければ高いほど、バイナリーオプションでは有利に取引ができる仕組みになっています。
そのため、バイナリーオプションではペイアウト率は侮れないのです。

ペイアウト率ができるだけ高い業者がトレーダーに選ばれるのは、こういったバイナリーオプションの仕組みがあるんですね!

ちなみに、下⇓⇓の記事で海外バイナリーオプション業者をペイアウト率で比較しているので、良ければ参考にしてみてください!
海外バイナリーオプションと国内バイナリーオプションの違い

実は、国内バイナリーオプションと海外バイナリーオプションでは、ルールがかなり異なります。
海外バイナリーオプションと国内バイナリーオプションの仕組みの違いを理解するために、国内バイナリーオプションのルールを簡単に説明します。

国内バイナリーオプションの取引方法は、大きく分けて次の3種類あります!
ラダー
ラダーとは「はしご」という意味ですが、その名の通り、ラダー取引では複数あるレートから1つの予想価格を選びます。
下の図のように価格がはしご状に表示されていて、その中から価格を選び、その価格よりも上がるか下がるかを予想します。

ペイアウトは、予想するのが難しい価格を選ぶほど高くなります。
ハイロー取引に比べて、レートを選択しなければならない分、ラダー取引のほうが結果を予想するのが難しいと言えるでしょう。
レンジ
レンジ取引は、判定時間が終わったときに目的のレンジ範囲内に入っているかどうかで勝敗が決まる取引です。
こちらは、設定するレンジの幅で難易度が変わります。

動く値幅を予想することが勝敗を分けるポイントになります!
ワンタッチ
ワンタッチ取引では、判定時刻までに一度でも設定した価格に到達すれば成功です。
判定時刻終了時点での価格を基準にするハイロー取引よりも簡単に感じるかもしれませんが、目標にするラインを近いポイントにおいてしまうと、それだけペイアウトは低くなるので注意が必要です。
国内バイナリーオプションは稼げなくなった?
国内業者も海外業者と同様、為替の変動がHIGH(ハイ)かLOW(ロー)かを予測して取引します。
しかし、2013年8月から国内バイナリーオプションの規制が導入になり、ルールは同じでもいくつか仕組みが変わりました。
バイナリーオプションの利用者からは、「国から規制されて運営しているから信頼できる」という声もありますが、「規制されて不便だ」という声の方が圧倒的に多いです。

つまり、バイナリーオプションで稼ぎたいなら素直に海外業者を選ぶのが良いということです!
バイナリーオプションとFXの違いとは

先程の解説で、海外バイナリーオプションと国内バイナリーオプションはほぼ別物ということが分かったと思います。
むしろ、同じ為替を投資対象にしているという点では「FX」に近いです。
そこで、バイナリーオプションとFXの違いについて解説します。

まずは、バイナリーオプションとFXの違いを表にまとめたのでご参照下さい!
バイナリーオプションとFX簡易比較 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
入金額 | 取引ルール | リターン | 損失 | レバレッジ | 安全面 | |
バイナリーオプション | 100円~ | 二者択一の予想を的中させる | ペイアウト率に沿った払い戻し | 投資額分のみ | なし | 問題なし |
FX | 0円~ | 為替相場の動きを予想する | 値幅による払い戻し | 投資額以上の損失あり | あり | やや問題あり |
バイナリーオプションとFXのメリット・デメリット | |||
---|---|---|---|
バイナリーオプション | FX | ||
メリット | デメリット | メリット | デメリット |
口座開設が簡単に出来る | レバレッジは利用できない | 初回入金額が自由に出来る | 潤沢な資金が必要になる |
誰でも勝率50% | 継続的に稼ぐには分析力必須 | レバレッジを利用できる | 借金が発生する可能性が高い |
損失が限定されている | 上手く投資すれば多額の利益が手に入る | リスクが高いため初心者には不向き | |
デモ口座を利用できる | デモ口座を利用できる | 利用者の大半が投資に失敗している | |
比較的少ない資金から始められる | 分析力は必須 | ||
転売や自動シグナルなどの独自機能 | デモ口座には有効期限がある | ||
短期取引で空き時間を活用しやすい |
それでは、バイナリーオプションFXについてより詳しく解説していきます。
バイナリーオプションとFXの主な違いは次の3つです。

それぞれ詳しく解説していきます!
FXとバイナリーオプションの違い①レバレッジを掛けられるか否か

多くの投資方法には”レバレッジ”という考えがあり、FXはレバレッジを掛けることを前提にした投資方法ですが、バイナリーオプションにはレバレッジという概念がありません。
そのため、投資資金に対する取引額が大きく異なってきます。
【具体例】
自己資金10万円の場合、1ドル100円の時に10万円分のドルを購入し、1ドル101円になったタイミングで日本円に代えると1,000円の利益を得られます。
基本的に、為替はいきなり2倍・3倍になったりすることはないので、レバレッジを掛けずに取引してもほとんど儲けは出ません。
そこで登場したのが「FX」です。

海外FXなら最大3,000倍のレバレッジを掛けることもできます!

3,000倍!?それなら投資金額の何百倍もの金額の取引ができますね!
例えば、レバレッジ100倍で先ほどの取引を行うと、自己資金10万円で1,000万円の取引をすることができます。
つまり、予想が当たったときの利益も100倍になり、1円だけ円が値上がりしても利益は10万円になります。
このように、レバレッジを掛ければ少額でも大きな利益を狙えるのがFXの魅力です。

それって予想が当たればの話ですよね…

もちろんです!予想が外れると自己資金以上の損失が出る可能性もあるのがFXの怖い部分です!
一方、バイナリーオプションの場合、レバレッジの代わりにペイアウト率が設定されています。
仮に、ペイアウト率が2.0倍と設定されているなら、為替レートが0.01円でも予想した方向に動けば投資資金が2倍になるのです。
このように、バイナリーオプションは自己資金以上の取引はできませんが、負けた場合でも自己資金以上の損失を出ることはありません。
FXとバイナリーオプションの違い②取引時間の仕組みが異なる

FXの取引時間は、日本時間の月曜日午前7時から土曜日午前7時まで(アメリカの夏時間適用期間は、月曜日午前6時から土曜日午前6時まで)と、平日は24時間トレードができます。
ポジションを持つタイミングも自分で決められて、いつでもポジションを決済できる仕組みになっています。
これに対して、バイナリーオプションの取引時間そのものはFXとほぼ同じですが、ポジションを持つエントリー時間と判定が出る時間があり、判定時間は予め決まっています。

つまり、バイナリーオプションは判定時間の時点で損失が自動的に決まるのです!

FXは決済しないと損失は確定しないから、だいぶ違いますね!
そのため、エントリーする時点で、判定時間時点で為替がどう変動するかを考えなければなりません。
また、判定時刻が短いこともバイナリーオプションの特徴で、一般的な海外バイナリーオプションでは判定時刻は、最短30秒で長くても1日です。
FXとバイナリーオプションの違い③手数料とコストの仕組みが違う

FXとバイナリーオプションでは、手数料やコストの仕組みも違います。
FXでは、はじめから「購入する価格」と「売却する価格」に差があります。

例えば、購入価格は1ドル=107.900円なのに売却価格は1ドル=107.895円だったりします!

てことは、FXは決済する時点で必ず投資家が損する仕組みなってますね…

そうなんです!これを「スプレッド」と言って、投資家の”取引コスト”になります!
FX業者の中には、スプレッドと別に取引手数料を設定している業者もありますが、ほとんどの業者が取引手数料を無料にしているので、スプレッドが実質的な取引コストとなります。
一方、バイナリーオプションでは、「ペイアウト率」に取引コストが隠されています。
というのも、ペイアウト率2.0倍の場合、予想が当たれば2.0倍の利益を投資家は手にし、予想が外れたら0円の損失を被りますよね?
これは裏を返せば、予想が外れるとバイナリーオプション業者が儲かる仕組みになっているということなのです。
大数の法則に則って考えると、運任せで取引していても、二者択一の場合の勝率は50%になってしまうので、これではバイナリーオプション業者は儲かりません。
そこで、多くのバイナリーオプション業者が手数料を差し引いたペイアウト率を設定しています。

ペイアウト率がだいたい2倍に届かない範囲で設定されているのにはこういう事情があるのです!
まとめ
バイナリーオプションの様々な”仕組み”について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
利益が出る仕組みや利益に関する考え方をきちんと把握しておくことで、しっかりとした資金管理ができ、リスクを最小限に抑えて効率の良い投資ができます。

バイナリーオプションの仕組みを押さえて稼げるトレーダーを目指してくださいね!
なお、バイナリーオプション業者やFX業者の中には、無料で取引を体験できるデモ取引やデモ口座を用意している業者もあるので、実際に取引してみて両者の違いを確認してみるのもいいでしょう。
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タグ:バイナリーオプション, バイナリーオプションとは, 仕組み